仕事の哲学とは?

あなたには、自分の仕事に対する「哲学」はありますか?

 

会社に入ると自分の上司が決まります。この上司の方の考え方により、自分の仕事の取り組み方が、まるっきり違ってきます。特に新入社員の方にとっては、最初の上司が、自分のその後の仕事人生に影響を大きく与えます。

 

私の最初の上司はもともと理科系出身で、営業志望の方ではありませんでした。しかし営業の仕事を通して自分の仕事哲学を築かれており、私の仕事人生の基礎をつくってくれました。今でも自分の生き方に影響を与え続けており、感謝しています。

 

その方の哲学とは「仕事の成功は、最終的に人間関係で決まる」ということでした。ごくあたりまえのことですが、そのことを自ら実践し教えてくれました。当時新入社員だった私に「客先と仕事をうまく進めるためには、まず社内に味方をつくれ」といったアドバイスをしてくれ、客先に対しても、部下(私)を後ろから盛り立ててくれました。

 

このようなことを実践してくれる上司が今、身の回りにどのくらいいるでしょうか?

その後、私は独り立ちを迎えました。それから20年余りのサラリーマン人生の中で得たものは、

仕事のしかたに、その人の人間性があらわれる」ということです。

 

そして営業職務にて私が実践したのは、

1.プロ意識を持つ 

2.覚悟を決める 

3.今出来ることに集中する 

4.  考える営業をする 

ということでした。

 

以下は、京セラ会長 稲盛和夫さんの語録です。指導者(リーダー)として必要な資質を語っておられます。稲盛さん自身の経営哲学にもなっています。

 

リーダーシップをとるときに」「何より大切なのは、能力より人格だと考えています。リーダーの人格がゆがんでいたり、よこしまなものであれば、どんなに能力が高くても、もたらされる結果は、間違ったものになります。むしろ、能力が高い分だけマイナスも大きくなるでしょう。」